私たちが普段さまざまな方と連絡を取り合うために活用しているLINEは、近年採用活動で多くの企業が導入するようになりました。
これまでの採用活動においては、電話やメールが主流でした。
しかし、これらの方法にはさまざまな問題があり、内定辞退や採用担当者への負担などが生じています。
このような問題を解決するために有効的な手段として、LINEが注目されるようになったのです。
しかし、なぜ採用活動においてLINEを導入するのか、そのメリットが分からなければ、採用活動にお悩みを抱えている企業も導入を検討できないでしょう。
そこで今回は、採用活動でLINEをオススメするポイントを5つご紹介させていただきます。
LINE普及率
現在、多くの方が利用しているLINEの普及率は、20代で98.1%、30代で96%というデータがあります。
つまり、若年層のほぼ全員の方がLINEを登録し、活用しているということになるのです。
一方で、採用活動において主流の連絡手段であった電話やメールを利用する方は減少している傾向にあります。
多くの方がLINEを活用しているということは、採用活動にLINEを導入しても連絡を取り合う上では大きな支障にならないということです。
このような背景があるため、採用活動にLINEを導入する企業が増加しています。
開封率
LINE公式アカウントからのメッセージの開封率は、おおよそ60%であるとされています。
一方で、メールで送信するメルマガの開封率は10%前後です。
両者を比較すると、圧倒的にLINE公式アカウントの方が情報を届けやすいのです。
近年、メールを日常的に利用する方が減少しているため、メルマガを受信したとしても他のメールに埋もれてしまい情報が届かないといったことが起こり得ます。
結果として、メルマガの開封率が非常に少ない状況になっているのです。
一方で、LINE公式アカウントからのメッセージであれば、普段頻繁に利用するスマホに表示されるため、メッセージの見逃しも比較的少ないといえるでしょう。
このように、開封率が高いということは、採用に関する情報を届けやすいということになります。
さらに、未読・既読が分かるため、情報が伝わったかも判断でき、現状を分析・把握することができるのです。
返信率
LINE公式アカウントによる企業からの連絡があった場合、開封した方の多くがその日のうちに返信する傾向にあります。
しかし、企業からメールで連絡があった場合、返信する際にかしこまった文面を考えなければいけないということ、学生であればメールのルールを失礼のないように学ばなければいけないなど、返信する際に時間がかかってしまうのです。
また、電話であればその場で気が付かず後で折り返しの連絡をしようとした時、時間帯によっては失礼になると思い、先延ばしにするケースも多々あります。
結果として、メールや電話では返信率が低い、もしくは遅いといったことが起こり得るのです。
一方で、LINEであれば最低限のマナーを守った文章を作成し、返信する時間帯もメールや電話と比較すると気にしなくて良いため気軽に返信できます。
さらに、返信率の高さに加えて先述の普及率・開封率も高いことから、面接や説明会への参加率もあがるといえるでしょう。
自動化による効率化
LINEには採用活動をスムーズに行うための、さまざまな機能が充実しています。
例えば、自動返信機能です。
この機能は求職者からメッセージが送られてきた際に、自動で予め設定しておいた文章を返信するというものです。
また、特定のキーワードに対してどのような内容を返信するかなども細かく設定できます。
この機能を活用することで、採用担当者が返信する負担を軽減しつつ、求職者の対応を24時間365日で行えるという効率的な動きができるのです。
他にも、トーク画面の下にバナーを表示させるリッチメニューという機能があります。
リッチメニューでは、伝えたい情報を可視化し、その画像をタップすることでセミナー情報や企業情報にアクセスできます。
文章だけでは伝わりにくい情報を可視化することで、情報を説明するという手間を省けるでしょう。
また、文章だけではなくビデオ通話も利用できるため、直接会話する際に非常に便利です。
ビデオ通話を活用することで、声だけでは伝わらない表情・雰囲気も見られます。
このように、LINEにはさまざまな機能があるため、上手に活用すれば効率的な採用活動を行えるでしょう。
内定までのスピード
内定までのスピードを早めるためには、企業と求職者が密に連絡を取り合い、面接や選考のスケジュールを効率的に組むことが大切です。
前述のように、LINEでは情報伝達漏れや返信漏れといったミスの防止や、気軽にメッセージを返信しやすいといった特徴があるため、他社よりも内定までのスピードを早められます。
採用活動においてLINEは有効的?
LINEを活用した採用活動は、有効的な手段であるといえます。
なぜなら、LINEを活用することで今回ご紹介させていただいた多くのメリットがあるので、企業と求職者両方の負担を軽減させられるからです。
LINEでの採用活動は、従来のメールや電話とは違った運用方法になりますが、これからの採用活動の可能性を広げられる手段といえるでしょう。
まとめ
今回は採用活動でLINEをオススメする理由やメリットについて、ご紹介させていただきました。
LINEは若年層を中心に、多くの方が連絡手段として利用しています。
そんなLINEを採用活動に取り入れることで、より効率的に進められるでしょう。
採用活動において問題や悩みを抱えている企業は、ぜひLINEの導入を積極的に検討してみてください。