昨今、LINEは家族や友だちとのコミュニケーションツールとしてだけではなく、ビジネスにおいても活用されています。
しかし、採用業務に携わる方の中には、LINEを業務に活用しようと考えていても具体的なメリット・設定方法・準備などがわからず、積極的に動けないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、LINEのビデオ通話で面接する方法を設定方法なども含めてご紹介させていただきます。
ビデオ通話での面接とは
ビデオ通話での面接とは、Web面接、オンライン面接とも呼ばれている面接方法の一つであり、インターネット回線を使用し、対面ではなくオンラインで行うビデオ通話面接です。
パソコンやスマートフォン、タブレット端末を使用して、Web会議システムやビデオ通話機能のあるツールを用いて行います。
近年、対面で面接をすることがなかなか難しい場面も増えてきましたが、ビデオ通話機能を使った面接であれば、これまでの対面面接と変わらないクオリティでの面接も可能となるでしょう。
ビデオ通話面接のメリット
ビデオ通話面接のメリットとして、実際に企業で会って行う対面面接よりも日程を調整しやすくなるという点が挙げられます。
これは、採用候補者側の移動時間が短縮されるためです。
日程の調整がしやすいということは、多くの採用候補者と面接の機会を設けられることにつながるため、企業側にとってもプラスといえます。
さらに、大がかりな面接会場の設置をする必要がないことから、コスト削減にも一役買ってくれるでしょう。
LINEのビデオ通話機能
LINEのビデオ通話機能を使うにあたり、設定できる便利な機能がいくつかあるため、そのやり方についてご紹介します。
どの設定も比較的簡単に行えるため、ぜひ活用してみてください。
設定方法
LINEでビデオ通話機能を使う時には、まず電話マークをクリックし、ビデオ通話を押すと通話が開始されます。
ビデオ通話に参加する前に、プレビュー画面にてカメラの映像を確認することが可能です。
この他にも、プレビューではカメラのオン・オフやマイクのオン・オフ、映像の左右反転などの効果を付けるなどの機能を設定することができます。
また、背景の設定もこのプレビュー画面の際に設定できるため、あまり後ろを映したくない場合などに便利です。
LINEのビデオ通話が始まったら、画面レイアウトを設定することができるため、1人にフォーカスして映すことや、1画面に最大16人まで映すことも可能になります。
LINEのビデオ通話面接~事前準備~
LINEを用いたビデオ通話面接を成功させるためには、いくつかの事前準備をしておく必要があります。
主に、採用候補者への案内関係、パソコンやカメラなどの周辺環境の準備が大切となるため、詳しくご紹介していきます。
候補者への案内
事前に採用候補者への案内を、全員に漏れなく行うことが重要です。
仮に事前案内に不備があると、ビデオ面接当日に混乱してしまうことになりかねないため、ミスなく伝えるように注意しましょう。
まず、事前にWeb会議ツールを指定しておくことが大切です。
昨今、ビデオ通話はLINEだけでなく、他のサービスでも提供されているため、どのWeb会議ツールを使って面接を行うのかを分かりやすく指定し、事前ダウンロードなどを促しておくと良いでしょう。
また、通信環境を確認することも大切です。
面接の最中に接続が切れてしまったり、カメラやマイクなどの機能が作動しなかったりすることのないよう、ネットワーク環境や周辺機器に関して確認しましょう。
もちろん、面接を開始する日時については、正確に伝えるようにします。
その際、ビデオ通話面接への入室開始時間なども指定しておくと、混乱を防ぐことができます。
PCやマイク・カメラ・場所の確保
パソコンやマイク、カメラ、面接に使う場所の確保は採用候補者だけでなく、面接をする側の確認もとても大切です。
具体的には、マイクやカメラ、面接に使う場所の準備を入念に行いましょう。
企業側でビデオ面接のテストを何度か行い、しっかりと声が聞き取れるか、映像は鮮明に映るかなどの確認をしておくと良いです。
その際、実際のネットワーク環境で正常に作動するかどうかなども確認しておきたいポイントであるため、実際に面接で使う場所で接続することが大切です。
LINEのビデオ通話面接~面接当日~
ここからは、LINEのビデオ通話面接の面接当日における事前準備事項についてご紹介していきます。
アイスブレイク
ビデオ面接をする際には、アイスブレイクが重要な役割を果たします。
面接当日は、オンライン上に相手の顔が映ると同時に面接が始まることになるため、採用候補者側の緊張が解けていない可能性が高いです。
遠隔だからこそ、面接官が今どこにいて、どのような天候や気温の中で面接を行っているのかなどの環境について話すことで、少しずつ緊張も和らぐでしょう。
最初から採用候補者に話してもらうだけでなく、一度面接官側から話しかけることで、採用候補者に落ち着いて話してもらうことができるでしょう。
録画
LINEのビデオ通話では、録画を行うことができます。
面接の録画をしておくことで、採用候補者の評価について社内で共有するだけでなく、面接官の評価基準を一定に保つことにも役立ちます。
第三者目線での振り返りを企業内で行えるため、ぜひビデオ面接の録画機能を活用してみましょう。
ただし、録画する際は事前に採用候補者に録画の許可を取っておくことが大切です。
外部ツールを使うと効率的
人材を採用するための面接などに、このようなLINEのビデオ通話機能といった外部ツールを用いることで、より効率的な採用・選考を行うことができるようになります。
そのため、外部ツールを試したことが無い場合や、他の外部ツールが使いづらく改善したいという際は、ぜひLINEのビデオ通話機能を活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回はLINEのビデオ通話で面接する方法について、ご紹介いたしました。
面接の内容自体はビデオ通話での面接も対面での面接も変わらないため、ビデオ通話面接のメリットを最大限に生かすことで、より良い人材確保につながる面接ができるでしょう。
LINEのビデオ通話機能は設定も容易にできる上、機能面も良いです。
LINEという近年親しまれているSNSのビデオ通話機能を活用して、ぜひより効率的で確実な人材採用面接を実施してみてください。