【新卒向け】採用手法のトレンド7選|若者に求められる採用手法とは?

新卒 採用 手法 トレンド

時代が進むにつれて採用方法も多様化し、現代の若者に刺さる採用手法も変化してきています。
その背景には、1990年代から2000年代にかけてのインターネットの普及が関係しており、若者がより多くの多様な情報に触れ、目指す働き方が変化しているという現状があります。

新卒を効率よく採用するためには、そのような傾向に目を向け、新しいことや成功体験を柔軟に取り入れて実践することが大切です。

そこで今回の記事は、採用手法のトレンドや近年の若者にはどのような採用手法が求められるのかについてご紹介します。

若者の情報収集に使用される媒体

近年、「新聞・テレビ離れ」と報道しているニュースを目にすることがあります。

宣伝のための情報は、より多くの人の目につくことによってこそ、効果が増すものです。

みなさまの想像にも難くない通り、今や非常に多くの人々がインターネットを介して情報収集を行っており、情報量が多いインターネット検索やSNSを通じて情報が流れる時代となっています。
この傾向は、若者を中心に特に加速しており、中学生から25歳以下の社会人を対象にしたアンケート結果によると、中学生から大学生まではインスタグラムを情報収集の場としている割合が非常に高いことがわかりました。
また、社会人の場合はツイッターやユーチューブなどを情報収集の場とする人が多数を占めています。
これらの結果からもわかるように、SNSや動画サイトなどは現代の若者に情報が伝わりやすい媒体であるといえます。

そのため、より多くの若者に情報を目にしてもらいたい場合は、SNSをはじめとしたインターネットを活用することが最適といえるでしょう。

理想の働き方への変化

内閣府の調査によると、仕事をする目的として「収入を得ること」と回答した人の次に「仕事を達成した達成感や生きがいのため」と答えた人が多く見られます。
また、自身が就職の際に何を重視するかを尋ねたところ「収入が多いこと」に次いで「自分のやりたいことができるかどうか」を重視すると答えた割合が、極めて多くなっているという結果が出ています。
加えて、「福利厚生」や「自由な時間が確保できるかどうか」も、若者にとっては重要な判断基準となっているようです。

近年は一昔前の若者とは異なり、所属の組織に貢献するというよりは、自分の自由な時間や才能を生かすような環境を重視する傾向が見られるといえるでしょう。
現代の若者は、情報を手にしやすい環境である情報社会の中で過ごすことで、誰でも新しい価値観に触れやすくなり、それに伴って価値観が多様化している世代なのです。

新卒採用手法のトレンド・成功例7選

採用手法の多様化に伴い、新卒の採用手法にもその時代のトレンドが影響してきています。

ここからは、新しいトレンドの採用方法と成功例を合わせて7つご紹介いたします。

SNSの利用

SNSは拡散機能があるため、企業理解度の向上と人材の多様さが期待できるという特徴があります。

利用者数の多いSNSの機能を上手く活用することで、若い世代の採用活動を促進することができるでしょう。
また、SNSは開封率なども高いため、より多くの人々に情報を発信できるツールといえます。

オウンドメディアリクルーティング

オウンドメディアリクルーティングとは、企業が所有している自社メディアを利用して採用活用を行う手法です。
企業の自身のウェブサイトやブログを通して、一貫した採用を行うことで、特に自社に関心の高い求職者を募ることができます。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングとは、通常の求職者から企業に申し込みをするスタイルとは対照的に、企業側から求職者にオファーが来る仕組みの採用方法です。
求職者側はプラットホームから自身の情報を登録しておき、企業はその内容をもとに自社に合う人材を探すという仕組みです。

スカウト型就職サイト

スカウト型就職サイトでは、企業が機能を活用すれば自動配信のスカウトを求職者に送ることも可能です。
実際に、自動配信で浮いた時間を対面の個人コンタクトに回すことができたおかげで、お互いのミスマッチを防ぎ、採用効率が上昇した企業も数多く存在しています。

AIの活用

最近では、AIを活用した採用活動も進んでいます。
AIを用いた採用活動では、AIに過去の採用データを学習させることで、人間の採用担当者に代わって、面接や書類選考をAIが行えるのです。

昨今、採用活動にAIが導入されている背景には企業の人手不足があります。
これまでは人間にしか行えなかった採用に関する作業を、AIを導入することでAIが担えるようになります。

採用イベント

採用イベントは、さまざまな企業と求職者が1つの場所に集まり、それぞれの企業が対面やオンラインなどでマッチングをしていく仕組みです。
数多くの企業と求職者がマッチングするような大規模なものから小規模のものまで、各々のニーズに沿った形で採用活動を進めることができます。

学生送客サービス

学生送客サービスとは、企業が実施する説明会などに企業が求める人物像やターゲットを送客・動員してくれるというサービス・採用手法です。
求職者はウェブ上で登録をして、そこから希望の企業の説明会や選考へ進みます。

人材派遣のようでもありますが、採用ターゲットとなる求職者を送客・動員を行う時点で課金が発生するという点が人材派遣と異なっています。
ターゲットが思うように集まらない場合や初期費用をかけたくない場合に有効的な手法といえるでしょう。

まとめ

インターネットの普及によって情報社会となった社会の影響をより濃く受ける現代の若者は、情報収集の場にインターネットを介した検索エンジンやSNSを頻繁に利用します。
SNSの例には、InstagramやYoutube・Twitter・LINEなどが挙げられ、こうしたSNSは若い人材を採用することを目的とした企業にとって、積極的に活用していきたいソーシャルメディア媒体といえるでしょう。

また、現在の若い世代は多種多様な情報に触れることが容易になったことで、新しい価値観を取り入れて生み出すため、仕事への意識の変化が見られます。
このような新しい仕事観を持つ世代に対応するために、さまざまな採用手法が生まれているため、ぜひ積極的に活用してみてください。