【2023年版】最新の採用手法トレンドを紹介|選定ポイントも紹介

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企業の採用手法は、時代の経過とともに社会環境に合った手法が新しく生まれています。
そのため、10年前と現在では、採用活動の様子にも大きな変化が生まれました。

そこで今回の記事では、2023年最新の採用手法トレンドをご紹介します。
これから採用担当者になる方などは、ぜひ参考にしてみてください。

採用手法のトレンドは変化している

社会環境の変化によって、採用方法のトレンドは変化し続けています。
従来の採用方法では優秀な人材を確保することは難しく、各企業が毎年トレンドを調査し、そのトレンドに合わせた採用活動を行っています。

現在の採用方法のトレンドは、まずオンライン化が活発になってきました。
新型コロナウイルスの影響を受けて、リモートワークが一般的になり、オンラインでの採用活動を行った企業は全体の約7割にもなっています。
オンラインで行うことにより、企業側も応募者側も時間やコストを削減できるため、今後も通常化していくことが予想されるでしょう。

また、採用市場は全体的に買い手市場に移っています。
企業側としては、積極的に応募者を集める必要が無いため、採用にかかるコストを削減する方針になりがちです。
一方で、少ない採用枠に多くの応募者が集まることもあるため、マッチングが上手くいかないことに関する悩みを抱えている企業も多いです。

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2023年版最新の採用手法トレンド

それではここからは、2023年版最新の採用手法トレンドを6つご紹介します。
それぞれの特徴やその手法を取り入れるのに最適な企業についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングとは、企業側が条件に合致する人材に対して、直接アプローチやスカウトを行う手法です。
就職サイトを経由したり、SNSのダイレクトメールを利用したりして、メッセージを送ります。
採用担当者が人材の素質や経歴などを確認した上でアプローチを行うので、自社に最適な人材を選びやすいというメリットがあります。
しかし応募者側から考えると、特別秀でたプロフィールがなければ、採用に引っ掛かりにくいというデメリットもあるでしょう。

企業と応募者間でのミスマッチ率を減らしたい企業におすすめの手法です。

リファラル採用

リファラル採用とは、自社のスタッフから推薦・紹介を受けて選考を行う手法です。
コネ採用と似ているように思われるかもしれませんが、リファラル採用では採用を保証しているわけではありません。
条件に満たない場合には、採用されない可能性も十分にあります。

特定の求人サイトや広告宣伝を用いる必要がないため、コストを削減することができます。
また、採用市場に出てこない人材とマッチングできる可能性も少なくありません。

採用活動に関して、少しでもコストを抑えつつ、優秀な人材を確保したい方におすすめです。
しかし、推薦・紹介を行う自社スタッフが、企業が求める人物像やスキルをよく把握していないと、企業と応募者間でミスマッチが起こるため、注意が必要です。

ソーシャルリクルーティング

ソーシャルリクルーティングとは、SNSを活用した採用方法のことです。
ダイレクトリクルーティングの一部とも言われており、応募者のSNSでの発信内容を確認した上で、ダイレクトメッセージなどからアプローチを図ります。

また自社の採用情報に関しても、SNSで発信を行っていきます。
特に20代の若い世代ではSNSを活用していることが多いため、若手を採用したい企業におすすめの手法です。
しかし、情報発信を行っている企業側のアカウントがそれなりに機能していないと、応募者側からの信頼が得られないため、採用担当者がSNS運用にある程度長けている必要があります。

採用オウンドメディア

採用オウンドメディアとは、企業理念や会社制度などを積極的に発信し、自社にマッチしている人材を採用する手法のことです。
従来の自社採用サイトは、応募窓口としての機能しかないケースが多々ありました。
しかし、この採用方法では、サイト上で長期的に自社のアピールポイントを発信し続けていくことになります。
有益な情報発信が多いほど、多くの応募者との接点が生まれ、潜在層へのアピールにもつながるでしょう。
実際に採用オウンドメディアを使用している企業では、約8割以上がミスマッチ率が減少したと感じています。

採用オウンドメディアは、自社情報の発信力に長けている企業に非常におすすめの手法です。

オンライン採用

オンライン採用とは、採用活動の全体もしくは一部分をオンラインツール・リモートで行う手法です。
近年急速に需要が高まっており、実際に多くの企業で取り入れられています。
オンライン採用は企業側のコストを削減できるだけでなく、地理的な制約に縛られることなく採用活動を行える点がメリットです。
その一方で、対面の面接と比較すると得られる情報が少ないと感じる採用担当者もいます。
しかし、リモートでの業務を認めている企業では、優秀な人材であれば作業場所を問わないケースもあるため、オンライン採用を積極的に導入している傾向にあります。

インターンシップ

インターンシップとは、学生が興味のある企業で実際に働いたり、訪問したりする職場体験の手法です。
実際の職場環境を経験できるため、ミスマッチ率が格段に減少します。
そのため、インターンシップを受け入れている企業は多く、大学側も推奨している場合が多いです。
また、早期に学生と接触することができるため、採用の可能性を初手から広げることができるでしょう。
優秀な人材を早い段階で確保したい企業におすすめの手法です。
ただし、インターンシップを受け入れる体制を整える手間などが発生する点はデメリットといえるでしょう。

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【新卒向け】採用手法のトレンド7選|若者に求められる採用手法とは?

まとめ

今回の記事では、最新の採用手法をいくつかご紹介しましたが、いかがでしたか?

採用手法を選定する際は、自社の特徴・予算・集めたい人材の特徴などを考慮しながら、最適な手法を選ぶことが大切です。
自社と応募者のミスマッチ率を減らすためにも、最新の採用手法をチェックして導入をしてみてください。