ここ最近急速に発達したSNSは、若年層を中心にさまざまな層が活用するようになり、今では生活に欠かせないツールになりました。
これまで情報収集を行う場合、YahooやGoogleなどの検索エンジンを活用する方が多い傾向でした。
しかし、近年ではSNSで検索するといったように、情報収集の手段もSNSへと移行し始めています。
このような状況の中で、SNSを活用した採用活動を行う企業が近年増加しているのです。
SNSを活用した採用活動は、従来の採用活動における情報発信とは異なりさまざまな特徴があります。
また、SNSにもさまざまな種類があり、それぞれの特徴に応じた手法を行うことが欠かせません。
これらの特徴をうまく生かし、SNSで採用活動を行うことで、より効率的に採用活動を行うことができるでしょう。
そこで今回は、SNSを活用した採用活動について、媒体別の特徴や基本的な運用方法などをご紹介させていただきます。
SNSを活用した採用活動とは
若年層を中心に多くの方が利用するSNSは、情報発信において最適なツールです。
SNSを活用することで、従来の情報発信では伝えきれない企業の魅力を自由に発信できるといった強みがあります。
実際に働く社員の様子を投稿することや、写真や動画で企業のありのままの姿を伝えるなど、活用方法は多岐にわたります。
また、それが話題になればユーザー同士で次々にシェアが行われ、膨大な数のユーザーに情報を届けられるのです。
このように、SNSには情報拡散力という強みがあるため、うまく活用することで企業の認知度を上げるといった効果も見込めるでしょう。
さらに、SNSは無料で利用できるため、採用コストの削減も可能です。
このように、SNSを活用した採用活動には従来の採用活動にはないさまざまな可能性を秘めているのです。
媒体別の特徴と運用方法をご紹介
SNSと一口に言っても、その種類はさまざまあります。
それぞれのSNSの特徴を捉え、適した運用方法を行うことで高い効果が見込めるでしょう。
ここでは、媒体別の特徴や運用方法についてご紹介させていただきます。
LINE
LINEは国内で約9,000万人、10代から40代の約95%が利用しているSNSです。
LINEで採用活動を行う場合、LINE公式アカウントを活用することで、ユーザーへメッセージを直接送信できます。
これまでの採用活動において求職者への情報伝達ツールはメールが主でしたが、連絡手段の主流がLINEへ移行しているため見落とされてしまう可能性も非常に高いものでした。
そこで、LINEを用いた採用活動を行うことで、見落とされる可能性を減らすことができるでしょう。
他のSNSとは異なり、気軽にコミュニケーションを取れるという特徴があるため、採用活動における情報発信だけではなく選考日程の調整や内定後のアフターフォローなどさまざまな場面でも活用が可能です。
また、タイムライン機能があるため、情報のシェアによる拡散も期待できます。
このように、採用活動においてLINEを活用することで、効率化することができるのです。
YouTube
動画配信ができるYouTubeは、国内で約6,500万人以上が利用しており、多くの企業が活用するSNSの1つです。
YouTubeを活用することで動画として伝えたい内容を視覚的・直感的に伝えられるのに加えて、映像であるため記憶に残りやすいといった効果が見込めます。
例えば、インタビュー動画や社員紹介などを行うことで、企業の社風や姿をテキストや社員よりも分かりやすく効果的に伝えることができます。
Twitterは、国内で約4,500万人が利用しているSNSです。
若年層を中心に多くの層が利用しており、リアルタイムに情報が拡散されるといった特徴があります。
Twitterは匿名で登録するものの、趣味志向が近いユーザー同士が繋がっており、多くのターゲットに情報が伝わりやすいです。
また、ハッシュタグによって不特定多数のユーザーにも情報が伝わるなど、他のSNSよりも情報拡散力に長けています。
投稿できる文字数が限られていますが、気軽に投稿しやすい面もあるため、企業としては継続的な運用がしやすいSNSです。
Instagramは、国内で約3,300万人が利用しており、30代女性のユーザーが多いです。
Instagramでは、写真や動画などビジュアルに特化した投稿が行えるという特徴があります。
社内の雰囲気や仕事の様子などを投稿することで、ハッシュタグによる拡散が狙えるSNSです。
国内では約2,600万人が利用しており、30代から40代のユーザーが多いFacebookは、プライベートだけではなくビジネス用のコミュニケーションツールとしても活用されることの多いSNSです。
Facebookページという機能を活用することで企業用アカウントの作成もできるため、狙ったユーザーに情報発信しやすいという特徴があります。
また、分析機能もついているため、PV数やエンゲージメントの効果が高い投稿の分析も可能です。
働く社員の様子や社内イベントの写真など、社内に関する投稿を行うことで、求職者へのアピールができます。
TikTok
TikTokは、国内で約1,690万人の利用者が存在しており、20代男性のユーザーが多いSNSです。
15秒から1分までの動画作成・投稿ができるTikTokでは、音楽にあわせて企業紹介ができるなど、他のSNSよりも印象深い投稿ができるといった特徴があります。
視覚的な情報伝達であることや、短時間の動画であるため気軽に見られるという強みがあるため、多くのユーザーに情報を届けられます。
まとめ
今回は、SNSを活用した採用活動についてご紹介させていただきました。
SNSは若年層を中心に多くの層が日々利用しているツールであるため、それぞれの特徴に応じて活用することで、多くの方に企業の情報を効率的に伝達できるでしょう。
現在採用活動の効率化を検討されている企業は、SNSでの採用活動を検討してみてはいかがでしょうか。