採用担当者の業務量は非常に多いことから、採用担当者が抱えている悩みを多くあります。
また、会社からのプレッシャーだけではなく、現場とのマッチングにも気を遣う必要があるためストレスを抱え込みやすくなってしまうのです。
そこで、今回は「採用担当者の現実」「採用担当者が辛いと感じる３つの悩み」について、ご紹介していきます。
採用担当者の現実
採用担当者の仕事は、外部から見ると「採用するだけ」というイメージが強くあります。
しかし、実際はかなりの激務であり、会社からのプレッシャーもあることからストレスが溜まりやすい職業です。
また、明確な人数数値と人材の質の基準を評価されることから、基準に満たすためにさまざまな手法を利用して採用活動を行なっていかなくてはいけません。
採用担当者が激務になりやすい時期とは？
採用担当者は、新卒の採用だけではなく中途採用や欠員の補充など、さまざまな業務を併用して行なっています。
その中でも「新卒採用：３月〜６月」と、転職時期になる「中途採用:１月〜２月」の期間が最も忙しい時期です。
新卒採用業務で忙しくなる時期：３月〜６月
新卒採用業務は、経団連の「就活ルール」撤廃に伴い、通年採用を行う企業も増えており、今年度の採用活動に加え次年度のインターンシップも並行開催するなど、通年忙しい傾向にあります。
新卒採用で忙しくなる時期は、強いて言うのであれば３月〜６月ごろと言われています。
なぜなら、３月ごろに合同会社説明会や就活相談会などが増加し、会場の手配・資料の準備・HPなどの広報活動が本格化するためです。
また、適性検査や面接などの選考活動が本格化する４〜５月には、選考に合格した学生のフォローや次年度インターンシップの準備なども重なってくるため、特に３月〜６月が繁忙期にあたると言われています。
中途採用業務で忙しくなる時期：１月〜２月
中途採用業務が忙しくなる時期としては、１月〜２月ごろと言われています。
なぜなら、年度末に当たる３月前後に今の仕事に見切りをつける方が多く、中途採用に向けた取り組みを始めるのが１～２月であるためです。
また、転職活動を本格的に始める方が多い９〜１０月ごろも忙しくなると言われています。
採用担当者にとっての辛い悩み
採用担当者はやりがいもありながら、業務に関しては激務な部分が多数あります。
そこで、ここからは採用担当者にとって辛い悩みをご紹介していきます。
目標・優秀な人材確保のプレッシャー
採用担当者には、その年度の採用目標や欠員補充などの目的が与えられます。
また、採用人数だけではなく、採用した人たちの人材の質も問われるのです。
そのため、質・量を求められることからプレッシャーを感じやすいとされています。
上層部からのプレッシャーに耐えて人材を確保できても、現場から採用した人物への不満が出る場合もあり、現場のマッチングに関してもストレスを感じやすくなります。
毎日のように激務に追われる
近年では、働き方改革が行われていることから、採用担当者の業務がスムーズに行えない場合がよくあります。
採用担当者の業務の一つに「面接会場の予約、面接官のスケジュール調整、面接」などがありますが、採用担当者はこれらの業務を時間内に終わらせる必要があるのです。
また、社内だけの問題ではなく面接の合否などの社内外の業務もあることから、新卒採用業務があるピーク時は休む暇がないと言われています。
今年度の採用業務が終わった後は、来年度に向けた業務に移らなくてはいけないため、一年中忙しく休みへの不満が募っていきます。
内定辞退や合否に関すること
採用担当者にとって辛い悩みの中に「二次面接で合否が出ない」「内定辞退がある」ということが挙げられます。
基本的に一次面接では採用担当者が合否を決めますが、二次面接では会社の幹部や経営者が合否を決めています。
そのため、自分が一次面接で通過させた人物が二次面接で落とされてしまうことで、もどかしさを感じてしまうのです。
また、採用するまでにコストや時間を要して採用した人物から内定辞退が出てしまうことで、採用予定人数が確保できなくなり、ストレスを抱えやすくなります。
採用担当者の辛い悩みを解決するためには
採用担当者は激務による肉体的な悩みよりも、ストレスなどによる精神的な悩みが多くあります。
そこで、ここからは採用担当者の辛い悩みを解決するための方法をご紹介していきます。
採用担当者の辛い悩みを解決：採用の仕組みを見直す
採用担当者にとって少しでも時間を減らすことがストレスを軽減させ、心に余裕を持たせることができます。
そのため、採用の仕組みを見直しながら少しの無駄も省くことが大切です。
企業にとって顔となる採用担当者ですが、意外に「今までこうやって採用してきた」という考えが染み付いてしまい、現代とマッチしていないやり方を行っている企業が多くあります。
自社で採用の仕組みを見直すことも大切ですが、外部のコンサルティング会社に依頼することで客観的に問題点を探ることが可能です。
採用担当者の辛い悩みを解決：離職率を下げてみる
採用担当者にとってストレスとなる要因は、新卒・中途以外の補充採用にあります。
そのため、少しでも離職率を減らすことで優先度が高い業務から取り掛かることが可能なのです。
例えば、以下のようなことを社内で検討してみることがオススメです。
・管理職の教育
・入社後のギャップを減らす
・テンプレートをもとに、人材の教育
・精神面や人間関係のフォローができる仕組み
このように離職率を減らすポイントを絞りつつ、部署や上司の偏りを考えていくことで細かな分析をすることができます。
まとめ
今回は「採用担当者の現実」「採用担当者が辛いと感じる３つの悩み」について、ご紹介しました。
採用担当業務は忙しさもありながら、企業の成長と優秀な人材を確保するために必要不可欠な存在です。
ただ、地道な作業が多いことから「成長を感じられない」「忙しいだけ」と、採用担当者としてストレスを抱えている場合もあります。
そのような場合には、少しでも採用業務を減らすことが大切です。
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